医薬翻訳者はただ英語が出来るだけではない!専門性を持ったプロ中のプロ

医薬翻訳者はただの翻訳者ではありません。翻訳のレベルだけではなく、医療用語に精通していなければなりません。納期が迫っていれば翻訳スピードが求められますが、知識の有る無しで大きな違いがでてきます。経験を積みながら勉強を重ね知識を増やし、プロとして活躍できるようになります。文芸・出版翻訳は相当高い英語力が求められます。

特許や医療は中学生レベルで大丈夫と言われるほどですが、正確な訳文が求められテクニカルライティングの基礎は重要です。専門性と英語力が必要と言われますが、他にはどんな能力が必要とされているのでしょうか。

医薬翻訳は常に学び続けることが大事

翻訳には様々な分野があります。医薬翻訳では医学や薬学の翻訳をしますが、薬事法や治験、医学統計、遺伝子やがんなど、普通に暮らしていては聞かないような文章を翻訳します。医薬翻訳は医療用語を知っていることが必須となるでしょう。

それだけではなく、医療分野に関する詳しい知識も必要となってきます。必然に医療業界の専門誌や英単語、表現を学ぶ必要があります。医療業界から翻訳者を目指す翻訳者もいれば、未経験から医薬翻訳の道を歩む翻訳者も存在します。どちらの翻訳者であっても常に学び続ける必要があるということ。普段から医療関係の雑誌や記事を読み、テレビでも医療関係のドラマや特集を観るなど、日常の中で医薬翻訳につながる言動を取っています。

医療業界は日進月歩、新たな治療法や医療機器が現れるため常にアンテナを立てている必要があるでしょう。論文・治療ガイドライン・治験・業界ジャーナルなど、医薬翻訳は常に求められるので安定した分野でもあります。様々な分野をカバーしながら自分の専門性を高め、努力し続けることで高収入を得ることもできます。専門的の有無に関わらず、知識をひとつ一つ身につける地道な作業も大切です。

医薬翻訳に求められる調査力

調査力、英語以上に求められる能力かもしれません。まず、医薬翻訳をするには医学・薬学に関する背景知識が必要です。英語に磨きをかけるのと同時に、通信講座・独学・学校などを通じて学ばなければならないでしょう。生物・化学とはご無沙汰だという人には、なおさら必要な背景知識です。専門家知識の乏しい状態で医薬翻訳を行えば、翻訳スピードが下がり誤訳をする可能性もあります。

納期が迫り焦ることもあるでしょう。例え自分に専門的な知識があり自信がある場合でも、専門外の分野の仕事を依頼されることもあります。あまり断ると仕事の依頼がなくなってしまうため、辛くても引き受けざるを得ないでしょう。その時にインターネットを使い、翻訳に必要な知識や言い回しを調べる調査力が必須となります。インターネット内には誤った情報もあるため注意は必要ですが、便利なツールやコツがたくさんあります。

普段から地道に積み上げた知識と併せて、上手にツールを使いこなし重要な情報を調べ上げる能力は大切です。仕事の依頼があり納期が迫っている場合は、限られている時間の中で精度の高い訳をしなければなりません。普段から調査に必要なツールを素早く使えるよう、環境を整えるのもプロとして重要です。

正確な訳文を提供するために必要なこと

医薬翻訳で重要視されるのは、訳が正確であることです。数字や単位などを丁寧に訳し、誤訳が無いように気をつけなければなりません。万が一間違えれば成分表の数字が違い、人命に関わることもあり慎重さを求められます。そのためあいまいな表現はご法度です。

人によって複数の解釈ができる表現は排除し、明確な訳文が必要です。医薬翻訳ではテクニカルライティングの三大原則、正確・明確・簡潔を重視しています。テクニカルライティングの基礎はもちろん、医薬翻訳でよく使われる表現や単語の使い方を学ぶことで正確な訳文ができます。万が一、重要な専門用語があり、どの用語を使うか悩んだ場合は、担当に連絡をしてクライアントに確認する作業も必要となるでしょう。正確に訳するために必要な行動です。

納期が迫り連絡をする時間がない場合は、自分で判断し、その理由としてコメントを残すようにします。正確な訳文をするためには、クライアントや担当者とスムーズにやり取りができるコミュニケーション能力が必要とも言えます。納期やフォーマットを守るのは常識ですが、正確さを求められる翻訳では曖昧にしないことが大切です。英語力とはまた違ったプロとしての意識や姿勢が求められます。

まとめ

医薬翻訳はいつの時代も求められる分野のため、安定して仕事の依頼があります。ただし医薬翻訳独特の表現や訳し方を学ぶ必要があります。専門知識・背景知識・医薬翻訳に必要な英単語は覚えなければなりません。真面目にコツコツ仕事を続け、専門性を高めるべく勉強を続ければ高収入が得る可能性もあります。

英語力・医薬翻訳に必要な知識に加え、必要な情報をすぐに得られる調査力は必須でしょう。さらにテクニカルライティングの基礎を徹底的に学ぶことで、的確で自然な訳文ができるようになります。他にもクライアントに確認する作業や、誤訳を防ぐための行動をプロとして求められます。